DIYスピーカーのエッジ再生
息子がネットで中古のSPを買ったのだがしばらくしてから捨てると言いだした。
捨てるなら私が使おうと鳴らしてみると低音があまり出ないしビビり音が出てしまう。おかしいなと思いフロントネットをはずしてみるとなんとエッジに穴があいている。穴があいた部分に手を触れるとボロボロと簡単に崩れて穴が大きくなってしまった。どこまで崩れるかとさわっていくとなんと全周が崩れ落ちた。
メーカーはオンキョウでD-202A Ⅱと表示されている。とりあえず直すべきかどうかを見るためにSPボックスからSPユニットをはずしてみる事にした。
同径のスピーカーを付け替えて使ってみようかなどと考えていた。以前に某大手メーカーのスピーカーをばらした時に実に貧弱な作りのユニットが出てきた事があったので今回もそんな事だろうと思っていた。それならパイオニアのSPユニットに交換してみようかなどと。
ところがびっくり、ボックスから出てきたユニットが実にしっかりした作り。さらにボックスの中の作りも補強などしっかりした作りにさらにびっくり。それなのになぜエッジだけがこうもボロボロになったのか。どうやらマニアックなメーカーらしくエッジのストレスを減らそうとエッジをごく薄に作ったようだと分かった。
それならばとDIY精神を発揮してエッジを再構築してしまおうと考えた。
やはり参考はネットである。先駆者の事例を参考にしてエッジ部分の自作に挑戦した。ユニットの状態は下の写真
まずはエッジの型作りから始めよう。エッジの寸法を取りお菓子の空き缶をベースにポリエチレンのコーキング用バックアップ材を半分に切って円形に貼り付けた。
上の写真のようにエッジのふくらみを再現してそこにガーゼを置き変性シリコンコーキング材をウレタンシンナーで薄めて塗りやすくして塗付した。
三回ほど乾かしては塗りを繰り返して完全に乾くのを待って型からはがしたのが上の写真。変性シリコーンを使ったのにはわけがある。そうでないと接着が効かないし色も塗れない。この出来上がったエッジを後はきれいにのり白を取って切り出し張り付けるだけである。接着は最近はやりのスーパーセメダインなるもの。ゴムノリよりよかろうとただそれだけの理由で採用。
出来上がりは次の写真だ。
本当はエッジは黒なのだが白いエッジもなかなかかっこいい。そのままにする事にした。
じっさいに鳴らしてびっくり本来はこんなに低音が出るものだったのかと。あまりどんどかやっていたら家族から大ブーイング。いい加減にせいよと息子からきついお達し。そんなこと言ったってテストはしてみなければわからない。とりあえずは苦情が出るほどよく出来たのだと納得しておしまい。
わずか千円たらずで生き返ったSPをホームシアターのメインSPとして楽しんでいる。家族の顔色を見ながらボリュームを上げて。
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