6mドームの12号台風対策(カバー作り)
台风は12号接近の報を受けて6メートルドームの台風対策です。
今までのカバーはシートの元反をおむつを当てるようにかぶせただけでした。その為風が吹くとシートのヘリがめくれて風が入りまき上がりタコのようになる危険がありました。そこで今回はきちんとドーム状に加工してかぶせることにしました。そこでさっそく図面起こしからはじめました。
検討を始めて見ると3次元を2次元に変換しなくてはなりません。それが単純に行かないのです。あまりに正確にシートを作ろうとすると切り張りをたくさんしなければなりません。それは強度の点で不利になることが考えられます。それに作業も大変。いろいろなサイトに書かれているアドバイスを頼りに計画を立てました。
寸法は若干大きめに作ることにしました。今回も一人作業を前提ですからあまりぎりぎりに作って廻りから一斉に引っ張らなければならなくなることを避けることにしました。さあ検討図を元にシートに切取線を書き込みます。ドームの上からは、 3分の2ほどがカバーできる大きさに作ることにしました。
今回活躍する道具はこれです。はんだごての先に回転するギザギザの車輪のようなものが付いています。ビニールを張り合わせる道具です。これをホームセンターで買ってきました。実際に使ってみると透明なビニールは強度が出ますがこのシートはカリ止め程度に考えた方が良さそうですざんねん。補強にやはり荷造りテープに活躍してもらいました。でもこれがあると縫製のときの仮縫いのように正確に張り合わせができました。
張り合わせた状態です。
さて現地にて張り込みです。カバーの一端をテープでカリ止めします。そしてパラシュートを開くように風を受けてふくらまし手を離しました。カバーはドームの反対側までふわっと被さりました。テープで要所要所をカリ止めし位置合わせをしてからシートの下端をぐるっとテープで留めて完成。どうでしょう。実際にかぶせてみるまで形が分かりにくいです。シートを張り合わせた状態では果たしてちゃんとドームになるのか心配でしたが見事にかぶりました。これで台風対策はほぼ終わりです。
« 台風通過の影響は! | トップページ | 鉄は柔らかい? »
「ジオデシック ドーム 関連情報」カテゴリの記事
- ドームのつづき(2014.09.19)
- 久しぶりのドームネタ(2014.09.05)
- 天体ドーム用計算式をCADで検討確認(2012.06.06)
- 軽天用コネクターの決定打。(2011.10.21)
- 質問に答える(2011.03.05)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1137631/31284420
この記事へのトラックバック一覧です: 6mドームの12号台風対策(カバー作り):
コメント