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2009年7月

実験ドームの現況

しばらく行ってなかった6mドーム。
風に壊されていないかと心配しつつ現場へ。
着いてみると、なんと草に埋もれています。1ヶ月ほどの放置で背丈ほどの草が廻りを。入り口付近は除草剤をお隣さんが撒いたようで茶色に変色。草は枯れています。入り口を見るとしっかり二重に入り口をシートで塞いでいたのにひらひらと。ぽっかり口を開けしきりのシートがひらひらとたなびいています。

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 中に入ってみた。予想してはいたがすごいサウナ状態。湿気で眼鏡がいっぺんに曇った。
中も草ぼうぼうなのだがあまりの暑さに成長できなかったのか外ほどではない。明らかに誰か中に入って見たようだ。ホームレスに住み着かれてはこまると思ったが、その心配はないだろう。まさに温室。この中に何時間も入って入られないだろう。冬は別だが夏の間はその心配は無用のようだ。

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とにかく廻りの草刈りから。エンジン式の草刈り機でなぎ倒す。自分の土地分を刈り取ってそのまま放置。照りつける太陽の炎熱にさらす。おりしも関東地方はこの夏最高の気温。太陽に干し草にしてもらおうと。
それにしてもドームをよく見ると張り込んだシートの劣化が目立つ。特に入り口のシートは縮緬のように縮れていた。
たぶん原因は撒かれた除草剤の影響だと思われる。あんまり除草剤は撒かないでほしいものだがまめに草刈りに来ていないので文句も言えない。

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赤茶けて見えているのが土汚れだけではないのだ。除草剤の問題はあれこれ聞くがやはりあまり使わない方が無事なのではと思う。ブルーシートはご存知だろうか。あれと同じ材質のシートなのだ。それがもう何年もたったかのような変化。これは問題だ。こうした土と有機肥料の未熟堆肥とを混ぜておくと非常に強い悪臭がする。良い発酵状態では全く悪臭がない。この事だけも明らかに分かる、除草剤の使用はできるだけ控えるべきでしょう。

 この温室の中に何を植えてやろうか。ためしにベランダに植えたトマトは現在こんな状況。秋取りのトマトを植えようか、それともためしに増えたイチゴの苗を植えておいてみようか思案中。トマトの木はいがいと丈夫。刈り取った脇芽を植木鉢にさしておいたらこんなぐわいに着いてしまった。

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もう5センチほどのトマトが成りだしている。食べられるようになるのはあとどれほどだろう。じつに楽しみなものだ。

新型コネクター3種

 とにかく作らねばと。
新しい材料で3種類を作ってみました。作った先からもう改良点をみつけています。あまりに完成度を追いすぎると先に進みません。とりあえず板金タイプのコネクターで最初の五角形を作ってみました。端材を使って直径2.4mになる寸法の天頂部の5角形を作りました。

 このサイズ用としてはコネクターが少々大きすぎてはめるのが大変になりました。逆にほんらいの寸歩では組み上げ安くなるので成功です。振れ止め材を使ったコネクターは強度的に全く問題がないと思います。板金タイプのコネクターで組み上げました。組み上げることは出来ましたが、振れ止めタイプの強度的安心感に勝てません。それでもちゃんと形にはなりそうです。

まず3種類の新型コネクター。

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組み上げた5角形。下に3種類のコネクター

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 ネットサーフィンと言うのでしょうか。ジオデシックドームで検索しあるブログに出会いました。そこではドームハウスなどの構造的安全率の問題を取り上げていました。建築の場合安全率を上げれば安心であるとの神話が横行しているのが現状です。しかし航空機の場合など重量に対する剛性の高さこそ安全につながるのであり、決して安全率を上げれば安全が確保されるわけではないことを論じていました。(チョット簡単に言い過ぎたかも)

 ジオデシックドームの利点、美点は軽量高剛性にこそ生きるという私の考え方と同じだと思い勇気づけられました。したがって私の構築物は建築工学用の安全率で結論を出されてもこまる物なのです。自動車や航空機のモノコック構造のような考え方がドーム建築には必要なのではないか。私はそう考えているのです。

 住居用のドームは家族間のプライバシー問題もあり、間仕切りをもうけてドームを仕切ってしまいがちです。しかし私の考え方ではそれではドームにする意味があまりないと思うのです。ドームにするなら仕切らずにその大空間を利用するべきではないか。プライベート空間は衛星的に廻りにくっつけて配置した方が実用的でしょう。そう考えると歴史的建築の中にドームを持つ構造の建物が多くありますが結果的には実用的な物にするならああならざるを得ないように思います。

 従って私のドームはあくまで趣味のための大空間。そういう目的のための物となります。

 別荘として使う場合も風呂トイレはメインのドームの外側に設置すべきでドーム空間独特の空気の流れを阻害しないようにするべきでしょう。シャボン玉が地上にくっつきドーム状になって割れる寸前にくるくると渦を巻いてぱちんとはじけます。あの渦がドームの中に発生する気流なんです。従ってその自然対流を利用すれば高効率な暖房や冷房が出来るはずなのです。地球の自転によって生ずるその渦の方向に逆らわずに気流を流すことが重要です。喩え四角い部屋でもその基本は同じはず。でもそうしたことまで考慮した空調システムは見たことがありません。

 私たちはこの自然の中、この地球という惑星の上で生活しています。ですから何をするにもその法則を知ってそれを利用してこそ豊かでここちよい生活が可能になると思うのです。農業も建築も基本はこの自然なんだと思います。その基本を忘れずに。

 

コネクター材みっけた!

皆さん朗報です。

ドーム制作で一番大変なのがこのコネクター接続部。意外な事実に遭遇しました。

 じつはシングルバーを使うことを考えたとき、とうぜん同じ軽天材の中にコネクターに使える材料を探していました。今回のものは幅がシングルバーと全く同じ25mm幅で出来ている振れ止め材とよばれているものです。私は当然のことながら同じ寸法故にシングルバーの中に入らないと思っていたのです。ところがこの軽天材ぺなちゃんなんですね。1mmぐらい簡単に広がっちゃうんです。また広げる力がちょうど好い抵抗になります。返しをそこに当てるとさらにしっかり止まります。その部分が下の写真Imgp0423
 上がシングルバーで下が振れ止め材の先端を加工したもの。シングルバーの方はストッパーのエンボスと振れ止め材の返し部分を押し下げる穴を開けてあります。この材料は厚みが1mmとシングルバーの倍の厚みがあります。その為一度カチッとはまるともう抜けません。そこではずすための穴を開けました。細いドライバーを差し込んで返しを押し下げてはずします。

 両端をこの方式に作った3本をまん中でボルトなどで止めます。それが下の写真。板金作業がほとんどなくなります。ただしベビーサンダーが使えないとむずかしいかも。あるいはジグソウの金属用の刃を利用する手もあるでしょう。なんと言っても安くて簡単に、それもしっかりした強度のあるコネクタの完成です。Simgp0431


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 この出来たコネクターにシングルバーをはめてみました。すごくスムーズです私が板金で作ったものは堅かったり緩かったりばらつきが出ましたがこれはほとんど同じ感じではまります。やはり機械加工された物は違いますねこれですよこれ。最初から分かっていれば苦労しなかったのに。

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 これで6角用コネクターが多くなる5/8タイプのドームやさらに規模の大きいドームも簡単に製作可能になりました。いろいろやってみるものですね。まさかこんな形でコネクターの完成形が出来るとは。5角形用はちょとこのままの方法では出来ないのですが、わすが6個作ればよいのでそう大きな問題ではありません。底辺用の4方向タイプもこれはいいですね。

 最初に作った端を羽子板状につぶしてそこに穴を開ける方法、これも捨てがたいのはコネクターという余分な部品がいらない最大の利点があります。このタイプは丸パイプを構造材に使うとき強度的にも楽になる利点があります。今回コネクタータイプにこだわったのは女性一人でも作れるようにしたかったのです。また軽天材の軽くて高い強度を保つため端をつぶしたくなかったことにも理由があります。実際のドームを一部造り強度の違いをテストいたします。

 今後の目標は実際のドームのコネクターによる構築と立体裁断による軽い外皮の製作になります。今回ホントに思ったのがなんでもあたまの中だけで考えていてはダメだと言うことでしょうか。実際に行動することから道が拓けて行くのだなーとつくづく思ったことでした。

 

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